私たちの歯科治療にかける想い

名古屋市昭和区の杁中(いりなか)歯科は、科学根拠に基づく予防治療に力を入れる歯医者で、患者様の健康な生活を「歯」から守ります。 世界レベルの消毒・滅菌した器具で、虫歯・歯周病・矯正・小児などの一般の歯科治療はもちろん、セラミック治療、虫歯予防、歯周病予防などトータルの予防治療、アドバイス、相談等も行っています。私たちは、適正価格で高いクオリティの歯科治療を患者さまに届けることにこだわっています。あなたの健康な歯のパートナーとして、杁中歯科をお選びください。

消毒・滅菌を世界レベルへ

「院内感染」というコトバはよく聞くと思います。これは器具や設備の洗浄・消毒・滅菌システムが不十分なため、患者さんや医療従事者に病院内で病気がうつってしまうという大変な問題です。

知人の母親のお話しです。
人間ドックでC型肝炎の指摘を受けました。前年のドックでは指摘されなかったそうで、この期間で医療機関にかかったのは歯科だけだったそうです。
歯科の洗浄・消毒・滅菌の重要性を実感し、このような不幸がないようにしたいと強く思いました。

そのためには、最低限度の洗浄・消毒・滅菌レベルを維持しないといけません。

最低レベルとは?
当院では、米国疾病予防センター(CDC)が出している消毒・滅菌ガイドラインを基準としています。

ウォッシャーディスインフェクター

微温湯の強力な水流で洗浄後、温湯・温熱ですすぐことで微生物の希釈・除去ができます。
また、80度10分以上の温熱が器具にあたることによって消毒効果もあります。
見た目は家庭用の食器洗い乾燥機に似ていますが、洗浄の温水温度・消毒のための温水温度や継続時間が食器洗い乾燥機とは全く違い、医療機関専用の設定となっています。

DAC ユニバーサル2

この滅菌用洗浄器では、歯を削るために使用するハンドピースを全自動で洗浄・オイル注入・滅菌まで行います。ハンドピースは患者さんごとに毎回滅菌し、衛生的なものを使用しています。

クラスBオートクレーブ リサ

「クラスBオートクレーブ リサ」は効率的・効果的な滅菌が可能な小型高圧蒸気滅菌器です。
この機器は、小型高圧蒸気滅菌器に関するヨーロッパ規格EN13060に準拠した高性能なオートクレーブです。

洗浄・消毒・滅菌

洗浄・消毒・滅菌について考えてみたいと思います。
洗浄・消毒・滅菌の中で重要なものは、「洗浄」です。
「洗浄」なくしては、「消毒」「滅菌」しても意味がありません。

人の手での「洗浄」ではバラつきが出てしまう「洗浄」のクオリティーを、ウォッシャーディスインフェクターやDACユニバーサルを使用することによって、安定した高いレベルを維持できます。
「消毒」は基本的には薬液を使用することが一般的です。残留薬液の影響は無いとは思いますが、「自分の家族の口に入れるもの」と考えた時にできる限り薬液を使用しないで消毒したい。これができるのがウォッシャーディスインフェクターです。

「滅菌」は高圧蒸気滅菌機でおこないます。

「滅菌は愛だ」

「滅菌は愛だ」とは、国際歯周内科学研究会を作った生田 図南先生のコトバです。
虫歯と歯周病は細菌感染症のため、歯科医院で虫歯と歯周病に感染しない、また、感染させないようにしなければいけないと思っています。
また、生田先生は滅菌の基本的な考え方として

  1. 自分自身が患者さんであるならば、どういう治療を受けたいかを常に考える
  2. 自分が受けたい治療を実践できる歯科医院を作る
  3. 院長・スタッフ共に患者さんの目線に合わせる

ということを講演で言っておられます。これは、自分が受けたい治療は、家族に受けてもらいたい治療につながり、そのような治療を病院として提供したい。その為には、基本の『き』である洗浄・消毒・滅菌は必要不可欠となります。
また、これは院長一人が実践していたのでは意味がありません。スタッフが同じ考えを持ち一緒に取り組んでいかなければいけない問題だと思っています。

科学的根拠

治療にあたって、科学的根拠にもとづいて治療するのはあたり前です。当院では、予防治療においても科学的根拠にもとづいて治療にあたります。 虫歯治療および虫歯予防治療には、アメリカで使用されるCAMBRA(Caries Management By Risk Assessment)にのっとって行います。これは、生活習慣や過去の虫歯の既往歴、現在の口腔内の状況などを天秤にかけて、口腔内が病気になりやすい環境なのか、それとも健康を維持できる環境なのかを評価します。 歯周病治療および歯周病予防治療には、Periodontal Risk Assessmentツールを使用します。これも、虫歯のCAMBRAと同じように生活習慣や歯周病の既往歴、現在の口腔内の状況からリスクを評価します。 これらのリスク評価をもとにそれぞれのリスクに合わせた治療や予防治療を行います。虫歯であれば、今削るべきなのか?経過観察できるものなのか? 歯周病であれば、積極的な治療へ介入するのか?今まで通りでいいのか?を判断します。

PAGE TOP